Therese Poser: Max Frisch: Stiller Oldenbourg 1988. S.7-44.
あまり研究に専念できない状況が続いていたが、ようやく復帰。手始めに手に取ったのは、Oldenbourgの概説書シリーズの中のシュティラー論。 何で今さら概説書を読むのかというと、自分の視点からのみテクストに接しているとどうしても死角や盲点が出てきてしまうからである。外国語の文献の場合、特にその傾向が強い。だから概説書と言えどもバカにせず、手に取ってみることにしている。 Stiller論に関して言うと、「なぜシュティラーはホラを吹くのか」という問いに正面から答えている研究はあるようでない。この本でもこの点が深く追求されているとは言えないが、割と満遍なく問題を拾い上げている点は評価できる。
ことしの1-3月は『シュティラー』論とデュレンマットの翻訳を研究の中心に据える予定。その後は夏まで「文化構造論」と「複合文化環境論特講」の講義ノートを充実させ、研究にまで深めることができそうな所を書き込んでゆくことになろう。夏休み以降は、店晒しになっている「フリッシュとレヴィ=ストロース」を論文化することが中心になる予定。
ともあれ、今年はいい仕事をしたい。それだけである。
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